第2班合同研究会

[日時]12月6日(土)、午後1時−5時
[場所]総括班小会議室(文学部アネックス)
[議題]
1. 鳥居 高 (明治大学商学部)
「マレーシアから見たイスラーム・ネットワーク化は成立するのか?-労働力移動を中心に-」

2. 2-a招聘 高発元(中国雲南大学)
「雲南回族の歴史と現状(仮題)」
 コメンテーター:片岡一忠(筑波大学)
<趣旨説明>
中国の雲南省は、かつては新彊などとならぶ中国におけるイスラムの中心地の一つだったが、清朝末期における杜文秀反乱後の大虐殺により、その人口が激減した。文化大革命末期にも、回族に対する不幸な弾圧が行われたことがある。現在、現地政府はモスク再建やアラビア語教育の復活などに配慮するとともに、回族地域における経済発展に力を入れている。これにより、回族地域は急速な発展をとげているが、同時に様々な社会問題も深刻化している。こうした中で、雲南省政府は1990年に「雲南回族の現状と発展についての調査研究」を雲南省社会科学院に依頼したが、その研究グループの中心的役割を担った高発元氏に、雲南回族の特徴、歴史、現状と今後の発展方向などについてお話していただく予定である。
(以上の説明は2-aグループの松本光太郎が作成したものである)