La Nation Arabe:Contents and Index Compiled with an introduction by RAJA ADAL 2002 |
シャキーブ・アルスラーン(1869−1946)は、レバノンのドゥルーズ派名望家の出身であり、反植民地主義の活動家、アラブ民族運動の指導者、イスラーム復興の思想家として知られる。その活動はマグリブ、東西ヨーロッパ、アラブ湾岸、さらにはソ連やアメリカにまで達している。多彩な活動によって培われた思想は、20冊の著書と200本以上の論考によって世に問われ、後世にいたるまで多大な影響力を残すこととなった。 『アラブ民族』は、アルスラーンが1930年から38年にかけて発行した雑誌であり、彼の多面的な思想を理解するうえで必須の資料である。内容はアラブ世界の問題にとどまらず、広くイスラーム世界の諸問題について論じたものとなっている。ヨーロッパ(スイス)で出版されたフランス語誌という点も、この雑誌のユニークな特徴として挙げることができるだろう。 今回刊行されたのは、ラジャ・アダル氏によって編纂された『アラブ民族』誌の内容目録とインデックスである。シャキーブ・アルスラーン研究の基礎ツールとして、高く評価されるべき労作である。 (子島 進) |
Table of Contents Shakib Arslan and La Nation Arabe: An Overview Table of Contents of La Nation Arabe Introductory Note Table of Contents Index of Proper Names in La Nation Arabe Introductory Note Index of Proper Names Index of Journal Titles in La Nation Arabe Introductory Note Index of Journal Titles |