文化資源学(中国語中国文学) 教授
大西克也 OONISHI Katsuya
中国語史、漢字史を専門としている。近年の研究課題は以下のとおりである。
- 上古中国語の文法研究
孔子や諸子百家が活躍した春秋戦国時代から、司馬遷が『史記』を表した前漢時代の中国上古語(前5世紀〜紀元前後)を素材として、人々が言葉によってどのように世界を見ていたのか、世界をどのように言語化していたのかを考察している。 - 出土資料による漢字史研究
戦国秦漢時代の出土文字資料の増加により、前221年の秦による文字統一を挟む激動の時代における漢字の変遷を、言語や社会との関わりから考察している。また戦国時代の楚系文字資料を、文法、語彙、音韻を含めた総合的な角度から解読している。