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文化資源学フォーラム
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第7回文化資源学フォーラム「1000円パトロンの時代—ファンドによる芸術支援の現状と課題—」
2007年12月14日(金)13時30分〜17時(開場13時) *募集終了
  • 会場:東京大学山上(さんじょう)会館・大会議室(→マップ →アクセス
  • 主催:東京大学大学院人文社会系研究科文化資源学研究室
    日本学術振興会平成19年度人文・社会科学振興プロジェクト領域Ⅴ「都市政策の課題と芸術文化の役割に関する研究」
  • 後援:文化資源学会
  • 企画・運営:東京大学大学院文化資源学研究室 演習「文化資源学フォーラムの企画と実践」履修生
  • *入場無料・申込先着100名


チラシのダウンロードはこちらから


【開催趣旨】
現在、これまでの支援体制と異なる新しい形の芸術支援が姿を現しつつあります。それが“ファンド”です。

2004年の信託業法改正により、信託対象の範囲が拡大し知財への信託も可能となりました。これを受けて近年、映画や演劇、音楽などパフォーミングアーツを中心としたジャンルでファンドを設立する動きが見られています。ファンドの特徴は、私たち一人一人が応援したいと思うアーティストや芸術活動を選んで投資するという形で資金提供できる点にあります。支援する相手や支援の過程が明確になるという点で、ファンドは一人一人の意思を反映する支援方法として捉えることができます。

しかしその一方で、ファンドという仕組による芸術支援について、疑問や問題点がないわけではありません。通常、ファンドとは投資を行って配当を得るものです。ファンドは本当に新たな芸術支援の方法として有効に機能するのでしょうか。 芸術・文化とファンドを結びつけることには、どのような問題点が含まれており、何が期待できるのでしょうか。

本フォーラムでは、現在、芸術支援ファンドの第一線で活躍されている方々からファンドの現状を報告して頂き、 ファンドが抱える問題点や今後の課題を参加者と共に議論します。 そして、そのような議論を通じて芸術支援におけるファンドの可能性を探りたいと思います。
【プログラム】
13:30-13:35 開会挨拶:
■木下直之(東京大学大学院教授)

13:35-13:55 イントロダクション:
■東京大学大学院人文社会系研究科文化資源学研究専攻
 演習「文化資源学フォーラムの企画と実践」履修生

13:55-15:25 第一部 「ファンドによる芸術支援の現状−事例紹介」
■小原 啓渡(演劇ファンド:大阪市立芸術創造館館長)
■小松 真実(音楽ファンド:ミュージックセキュリティーズ株式会社 代表取締役)
■土井 宏文(映画ファンド:ジャパン・デジタル・コンテンツ信託株式会社代表取締役社長)

15:40-16:40 第二部 「ファンドの展望と課題−パネリスト討論」
■討論者:小原 啓渡、小松 真実、土井 宏文
■モデレーター:福井 健策(弁護士・ニューヨーク州弁護士・東京大学大学院非常勤講師)

16:40-17:00 質疑応答
【プロフィール】
■小原 啓渡 KOHARA Keito
大阪市立芸術創造館館長
兵庫県出身。同志社大学法学部政治学科中退。 1983年より照明技術者として舞台に関わる。 1999年「アートコンプレックス1928」を立ち上げ、プロデューサーに就任。 「文化支援ファンド」を設立し個人投資家より出資金を集め、 チケット収入より利益を分配する「エンジェルシステム」をロングラン公演に導入。 2006年LLP(有限責任事業組合)アートサポートを設立し 大阪市立芸術創造館の指定管理者として運営を開始、館長に就任。

■土井宏文 DOI Hirofumi
ジャパン・デジタル・コンテンツ信託株式会社 代表取締役社長
ジェット証券 取締役会長
東京大学法学部卒。 日本長期信用銀行に入行。行員時代からコンテンツビジネスに関わり 1998年(株)ジャ パン・デジタル・コンテンツ(現:ジャパン・デジタル・コンテンツ信託(株))を設 立。同行を退職後、代表取締役社長に就任。 2005年、信託会社の免許を取得し、日本初の知的財産権信託を実現するなどコンテン ツ業界における資金調達スキーム構築の分野で常に先駆者的な役割を果たしている。 2003年、知的財産権投資協議会(FCC協議会)を組成し現在、事務局長を務める。

■小松 真実 KOMATSU Masami
ミュージックセキュリティーズ代表取締役
2000年12月 合資会社としてミュージックセキュリティーズ創業。第1号音楽ファンド 「BOLERO-1」を2001年1月に募集を行う。同年11月ミュージックセキュリティーズ有 限会社設立し、代表取締役に就任。2002年5月、ミュージックセキュリティーズを株 式会社化し代表取締役就任。

■福井 健策 FUKUI Kensaku
弁護士・ニューヨーク州弁護士
1991年東京大学法学部卒、1993年弁護士登録(第二東京弁護士会)。米コロンビア大学法学修士課程修了。2003年骨董通り法律事務所For the Artsを設立。専門分野は芸術文化法、著作権法。クライアントには各ジャンルのクリエイター、プロダクション、劇団、劇場、レコード会社、出版社など多数。現在、東京芸術大学、東京大学大学院、各非常勤講師。2006年経済産業省「映像コンテンツ制作の委託取引に関する調査研究」ほか委員。
【申し込み先】
URL:http://merufo.biz/form/bunkashigen/form.cgi

【お問い合わせ】
第7回文化資源学フォーラム事務局(東京大学大学院人文社会系研究科文化資源学研究室内)
住所:〒113-0033 文京区本郷7-3-1
東京大学大学院人文社会系研究科文化資源学研究室気付 「第7回文化資源学フォーラム」事務局 
                         Tel&Fax:03-5841-3722(東京大学文化資源学研究室 月-金11:00-19:00)
Mail : cr_forum@l.u-tokyo.ac.jp
URL : https://www.l.u-tokyo.ac.jp/CR/


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