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文化資源学フォーラム
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第6回文化資源学フォーラム「社会と芸術の結び目―アウトリーチ活動のこれから―」
2006年11月22日(水)13時30分~17時(開場13時) *募集終了
  • 会場:東京大学山上(さんじょう)会館・大会議室(→マップ →アクセス
  • 主催:東京大学大学院人文社会系研究科文化資源学研究室
    日本学術振興会平成18年度人文・社会科学振興プロジェクト領域Ⅴ「都市政策の課題と芸術文化の役割に関する研究」
  • 後援:文化資源学会
  • 企画・運営:東京大学大学院文化資源学研究室 演習「文化資源学フォーラムの企画と実践」履修生
  • *入場無料・参加申込不要 ・定員当日先着100名


【開催趣旨】
近年、芸術に対する潜在的なニーズや関心を喚起する為に、これまでの文化施設の枠を超えた働きかけが行われています。このような、芸術の主体側が受け手に対して精力的に働きかける活動は、アウトリーチ活動と呼ばれています。

アウトリーチ活動はこれまでに、さまざまな対象者を相手に試みられてきました。子供をはじめとして、障害者、高齢者、さらに受刑者までもが対象となりました。しかし、彼らはアウトリーチ活動の対象者として、なぜ働きかけが行われるべきだと考えられたのでしょうか。

本フォーラムでは、これまで設定されてきた対象者を再考する事を通して、活動自体が多様になったアウトリーチ活動を検討します。そして、これからのアウトリーチ活動はどのように展開されていくべきかを探る場とします。
【プログラム】
開会挨拶:
木下直之(東京大学人文社会系研究科教授)

趣旨説明:
東京大学大学院人文社会系研究科文化資源学研究専攻
演習「文化資源学フォーラムの企画と実践」履修生

第一部:活動の原点と現在―二つの異なる視点から―
■稲庭彩和子(神奈川県立近代美術館学芸員)
■磯崎道佳(美術家)

第二部:誰にアウトリーチするか―有効な波及効果の生み出し方―
■山本大(世田谷パブリックシアター)
■伊藤直子(神楽坂セッションハウス)

総合討議
司会:古井戸秀夫(東京大学人文社会系研究科教授)
【プロフィール】
■稲庭彩和子 INANIWA Sawako
1972年横浜生まれ。青山学院大学修士課程にて日本美術史を専攻し、95~99年に東京国立博物館学芸部絵画室に非常勤勤務。99~2001年に神奈川県の研修助成を得て大英博物館の日本部および教育部に在籍しつつロンドン大学(UCL)でミュージアム・コミュニケーションを専攻し修士号取得。2003年より神奈川県立近代美術館にて非常勤勤務。文部科学省委嘱事業文化体験プログラム「きょうの はやまに みみをすます」や、美術館キット「Museum Box 宝箱」などを企画担当。著書に『博物館の学びをつくりだす』(共著、ぎょうせい、2006年)。

■磯崎道佳 ISOZAKI Michiyoshi
1968年水戸市生まれ。1996年多摩美術大学大学院美術研究科修了。2001年~2002年Asian Cultural Council グラントにより P.S.1/MoMA インターナショナルスタジオプログラム(NY)に参加。現在北海道在住。主な展覧会/プロジェクトは、2005年 「BankART Life -24時間のホスピタリティ」(BankART1929・横浜)、2006年「上野で、パラシュートとマキオ」(国立西洋美術館・東京)、大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ 2006[2000年、2003年も参加](新潟)など。

■山本大 YAMAMOTO Dai
1979年東京都世田谷区生まれ。1996年に行われた世田谷パブリックシアタープレイベント「作業場のワークショップ」に参加して以来、ワークショップ参加者やアルバイトとして同劇場に関わる。2003年より制作部学芸担当として勤務。各種ワークショップ事業、中でも同年始まった区内小中学校へのワークショップ活動「世田谷パブリックシアター@スクール」を主に担当する。

■伊藤直子 ITOH Naoko
1945年鹿児島生まれ。1971年渡辺モダンダンスカンパニー入団。1987年よりフリーとして活動を開始。1991年ダンスのための小劇場セッションハウスを設立。1993年レジデンスカンパニーマドモアゼル・シネマを創立、振付・演出を担当。数多くの海外公演や国際交流公演、ワークショップを実施。次代を担う若手ダンサーのための数多くの公演プログラムを立案しダンスの活性化に努める。2004年よりダンスの社会への普及を目的にレジデンス・アーティスト・システムを立案、実施。2005年全国税理士共栄会文化財団より「コンテンポラリーダンサーの育成と支援に寄与している」として第13回地域文化賞を受賞。

■古井戸秀夫 FURUIDO Hideo
1951年東京生まれ。早稲田大学文学部演劇科の出身で、早稲田大学文学演劇科教授を経て、2006年度より東京大学人文社会系研究科教授。専攻は、歌舞伎を中心とする演劇学・舞踊学。主な著書に、『歌舞伎―問いかけの文学』(ぺりかん社)、『新版舞踊手帖』(新書館)、『歌舞伎入門』(岩波ジュニア新書)、編著書に『歌舞伎』(新潮古典文学アルバム)、『江戸歌舞伎集』(岩波新日本古典文学大系)、『歌舞伎登場人物事典』(白水社)がある。舞台演出作品としては、寺山修司原作『今晩限りで月が・・・』、橋本治原作『萩』など。
【お問い合わせ】
                         Tel&Fax:03-5841-3722(東京大学文化資源学研究室 月-金11:00-19:00)
Mail : cr_forum@l.u-tokyo.ac.jp [担当:片多(かただ)]


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