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文化資源学フォーラム
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第17回文化資源学フォーラム「周年の祝祭ー皇紀 2600年・明治100 年・明治 150 年ー」
2018年2月11日(日曜日)13:30〜17:00(13:00開場、受付開始)
  • 会場:東京大学本郷キャンパス法文2号館1番大教室(→会場地図 →東京大学アクセスマップ
  • 開会の辞:中村雄祐(東京大学大学院人文社会系研究科文化資源学研究専攻教授)
  • ご登壇者:
    佐藤卓己(京都大学大学院教育学研究科教授)
    古川隆久(日本大学文理学部史学科教授)  <敬称略・五十音順>
  • モデレーター・閉会の辞:
    木下直之(東京大学大学院人文社会系研究科文化資源学研究専攻教授)
  • 主催:東京大学大学院人文社会系研究科文化資源学研究室
  • 後援:文化資源学会
  • 企画・運営:「文化資源学フォーラムの企画と実践」ゼミ履修生
  • 定員:150名 (要申し込み 入場無料)


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【開催趣旨】

平成30年(2018) は、 明治元年(1868) から起算して満150年に当たる。政府は「明治以降の歩みを次世代に遺すことや、明治の精神に学び、日本の強みを再認識することは、大変重要なこと」とし、「明治150年」関連施策の推進に取り組んでいる(首相官邸ホームページ「「明治150年」に向けた関連施策の推進について」)。

過去の事物を回顧する行事は、 周年という節目で実施されてきた。 古くは宗教的祭事や民俗的儀礼に基づいて行われ、 近代以降は国の政策が多彩なメディアを介して大規模に実施されるようになった。  国民は歴史的な周期に記憶/記録を共有する行為を通じて、先代とのつながりを強めたり共同体への帰属意識を高めたりした。

歴史を振り返ると、二つの顕著な周年行事があった。昭和15年(1940)「皇紀2600年」では、皇統と国民国家のアイデンティティが結びつけられ、昭和43年(1968)「明治100年」では、明治時代の 精神性が復古された。 いずれも政府が主体的に取り組み、 国民の歴史認識に関わるものであった。 特に両行事に共通して、過去の事物の〈保存〉と〈展示〉に関わる事業が行われ、「明治150年」でも同様の施策が予定されている点が注目される。

本フォーラムでは、「皇紀2600年」「明治100年」と「明治150年」を比較し、国が周年を祝し過去を回顧する行事がいかに行われ、 それにどのような意義があるのかについて考察する。 近い将来、 天皇退位やオリンピック ・パラリンピック東京大会開催など様々な国家的な行事が見込まれるなか、学際的な見地から議論を深めたい。


【プログラム】

13:30  開会 中村雄祐(東京大学)

13:40  開催趣旨 (学生発表)

14:00 ①講演 古川隆久「紀元2600年奉祝の諸相」

14:40 ②講演 佐藤卓己「記憶の歴史化イベントとしての明治百年祭」

15:20  休憩

15:40 ③パネルディスカッション「明治150年について」

     パネリスト:古川隆久(日本大学)、佐藤卓己(京都大学)
     モデレーター:
木下直之(東京大学)

16:40 質疑応答閉会

    閉会の挨拶 木下直之

17:00 閉会 


【ゲストプロフィール】

古川 隆久(ふるかわ たかひさ)
1962 年東京都生まれ、1992 年東京大学大学院人文科学研究科博士課程修了(博士(文学))
日本大学文理学部教授 専攻 日本近現代史
著作 『昭和戦中期の総合国策機関』(吉川弘文館、1992年)、『皇紀・万博・オリンピック』(中央公論社、1998 年)、 『戦時下の日本映画』(吉川弘文館、2003 年)、『昭和天皇』(中央公論新社、2011 年)、『昭和史』(筑摩書房、2016 年)、ほか多数  

佐藤 卓己(さとう たくみ)
1960 年広島市生まれ、1989 年京都大学大学院博士課程単位取得退学
京都大学大学院教育学研究科教授  専攻 メディア史・社会教育学
著作 『現代メディア史』(岩波書店、1998 年)、『「キング」の時代』(岩波書店、2002 年)、『言論統制』(中央公論新社、2004 年)、 『テレビ的教養』(NTT出版、2008 年)、『輿論と世論』(新潮選書、2008 年)、『物語 岩波書店百年史2』(岩波書店、2013 年)、ほか多数

【申し込み先】

次のメールまたはフォームにて受付

▼メール

2017shigen@gmail.com

▼申込フォーム

https://goo.gl/forms/jPXC6cxwnbmAfRex1  


【お問い合わせ】
第17回文化資源学フォーラム事務局
東京大学大学院人文社会系研究科文化資源学研究室内
Email:2017shigen@gmail.com


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