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文化資源学フォーラム
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第13回文化資源学フォーラム「酒食饗宴―うたげにつどう人と人」
2014年2月22日(土)13:30-16:30[入場無料] *募集終了
  • 場所:東京大学弥生キャンパス 弥生講堂アネックス セイホクギャラリー(→会場地図 →アクセスマップ
  • 出演者〈敬称略・五十音順〉:伊藤文彰(ルヴェ ソン ヴェール 東京 代表取締役、オーナーシェフ)、山本洋子(酒食ジャーナリスト、地域食ブランドアドバイザー)、綿抜豊昭(筑波大学図書館情報メディア系 教授)
  • 主催:東京大学大学院人文社会系研究科文化資源学研究室
  • 企画・運営:東京大学大学院文化資源学研究室 演習「文化資源学フォーラムの企画と実践」履修生
  • 後援:文化資源学会
  • *定員80名:入場無料(要申し込み / 先着順)メールにて受付(bforum@l.u-tokyo.ac.jp)
  • *懇親会:「酒食饗宴 実践編」(有料)については、お申し込み後メールにてご連絡いたします。


チラシのダウンロードはこちらから


【開催趣旨】
「宴(うたげ)」という言葉を聞いて、みなさんはどのようなイメージを持つでしょうか。「うたげ」という日本語には「手を打って楽しむ」という意味があり、漢字の「饗」は「うたげす」と読んで、「ごちそうの両側に人がひざまずいて向かい合った様」を表しています。「シンポジウム」はギリシャ語で「共に飲むこと」を意味し、プラトンの『饗宴』にみられるように、そこに「討論し楽しむ」が加わりました。つまり、「宴」とはまさに飲食を介して人が向き合い、関係を築く場なのです。「宴」は古代から今日まで世界中で続く、人間にとってなくてはならない営みだといえるでしょう。
一方で、わたしたちが生きる現代社会では、孤食や無縁社会など、希薄な人間関係が問題となってきています。いま、「宴」=ハレの日の共食を見直すことで、こうした状況に光があたるのではないでしょうか。
「宴」は、いつもと違う食事の場だからこそ、何が起こるかわかりません。古来、「うたげす」る人は人々とともに楽しむために、何を食べるか、どう空間を演出するか、どのようにふるまうかなど様々に工夫を凝らし、知恵を絞ってきました。わたしたちは、〈宴の中の食〉〈演出される宴〉〈宴から生まれるかかわり〉といった視点から、これからの「宴」の可能性について考察していきます。
【フォーラムプログラム】
13:00 開場 / 受付開始
13:30 開会
13:35 学生発表「宴のかたち」
14:00 綿抜豊昭 講演「加賀藩の饗応料理」
14:30 伊藤文彰 講演「フレンチレストランで宴を創る」
15:00 山本洋子 講演「米の酒を囲む宴 農、水、山をつなぐ」
15:40 シンポジウム「文化としての宴―思いを込める食、わかちあう食―」
16:30 閉会
【ゲストプロフィール】
伊藤文彰(ルヴェ ソン ヴェール 東京 代表取締役、オーナーシェフ)
フランスの料理学校や三ツ星レストランに学ぶ。現在、本郷・駒場・南大沢の3店舗を経営。大規模な結婚披露宴から記念日の祝宴まで、顧客のニーズを汲んだコンセプトを、宴席の食で表現している。

山本洋子(酒食ジャーナリスト、地域食ブランドアドバイザー)
『オレンジページ』などの編集者を経て独立。地域食ブランドのアドバイザー、各県の地域活性会議などの委員を務める。全国に埋もれる郷土食探しがライフワーク。著書に『純米酒BOOK』がある。朝日カルチャーセンターで「楽しむ純米酒講座」開催。

綿抜豊昭(筑波大学図書館情報メディア系 教授)
近世文学・礼法、図書館学が専門。近著『包丁侍 舟木伝内』(陶智子と共著)では、加賀藩で供された大 名料理の紹介とともに、来客が7千人にも及ぶ荘厳な武家の御成での宴席の献立や、儀礼などが描かれている。
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