入会のお誘い


 中国社会文化学会は、前身の東大中国学会を改組改名して1993年1月1日に発足した、中国社会と中国文化の開かれた研究を
目的とする全国学会です。

 中国社会文化学会の主たる役割は、会員のためにより広い知的交流の場を提供することで、以下の3つのことを目標にしています。第1に、思想や文学、歴史学など人文学系研究者だけでなく、政治学や経済学、文化人類学など社会科学系研究者にも積極的に参加を呼びかけ、多様な分野の研究者をつなぐ知的交流の場の構築を目指します。第2に、中国研究者だけでなく、日本や朝鮮、ベトナムなど、中国と密接な関連を有する諸地域の研究者にも積極的に参加を呼びかけ、多様な地域の研究者をつなぐ知的交流の場をめざします。第3に、日本人研究者だけでなく、諸外国の研究者に寄稿や講演を依頼し、多様な国籍の研究者をつなぐ知的交流の場をめざします。

 

 中国社会文化学会の主要な活動は、以下の3つの柱からなっています。

 第1の柱は、機関誌『中国−社会と文化』(1986年創刊。年刊)の刊行です。同誌は、編集委員会の綿密な企画に基づいて雑誌編集が行われているのが特徴で、2015年7月刊行の第30号(全238頁)を例にとれば、「2014年度大会シンポジウム 中国における規範と道徳」のような特集が組まれています。また、会員の投稿論文も歓迎し、厳密な審査を経て掲載される論説は、若手研究者にとって登竜門の役割を果たしています。

 第2の柱は、年次大会です。毎年7月はじめに2日間にわたって開催される年次大会は、シンポジウムと自由論題報告からなります。シンポジウムは、様々な分野の研究者が集まりある共通テーマについて討論を行うものであり、自由論題報告は、会員が自らの最新の研究成果を報告するものです。

 第3の柱は、例会とミニシンポです。例会は、主として諸外国の研究者に講演をお願いするもので、年数回開催されます。著名な研究者と直接意見交換をすることも可能です。ミニシンポは、個別テーマを深く掘り下げた内容で随時開催しています。

              

 中国社会文化学会は、現在600名を越える会員がおりますが、私たちは、私たちと志を同じくするより多くの先学・同学の方々が入会され、学会に新たな刺激を与えてくださることを切望しています。中国社会文化学会は、年齢、学歴、職業、性別、国籍、財産を問いません。また、大学院クラスの若手研究者、意欲のある学部生にも是非会員になっていただきたいと願っております。そのため、学生用の会費を安く設定いたしました。

 入会手続きの要領は、こちらをご覧ください。入会申込みをお待ちしています。     

 

                         2016年 3月  

                                                      中国社会文化学会 会長   佐藤 愼一

                                                        同    理事長 高見澤 磨