『中国ー社会と文化』第37号(2022年)掲載論文題目



2021年度大会シンポジウム「五代・宋代における仏教の展開と伝播」

   蓑輪顕量「企画の趣旨」

   土屋太祐「万象明明として理事無し――法眼文益による華厳思想の援用とその意義――」

   柳幹康「延寿の立ち位置――時代の転換期における禅の捉えなおし――」

   吉村誠「『宋高僧伝』に見る唐宋期の教学仏教について」

   藤原崇人「契丹(遼朝)治下律僧の様態――「律宗」の存在をめぐって――」

   佐藤厚「一〇 ― 一一世紀、高麗の仏教思想――中国との交流を中心に――」

   村上明也「日中両天台における教学的な相互交流
               ――源信問・知礼答『答日本国師二十七問』を中心として――」


論説

   馬淵昌也「余祐の『性書』作成の意図について――「性即理」否定と「理の哲学」への志向――」

   顧嘉晨「王夫之の遺民像について」

   縢束君「蓄音機文化と左翼音楽
         ―― 一九一〇 ― 一九二〇年代の中国文学作品及び論争における蓄音機表象と
          聶耳の音楽活動を中心に――」

   賈海涛「方言文学における「叙言分離体」
         ――五四時期の文学言語の変容に関する議論を中心に――」

   平居高志「カルメン『戦う中国』と延安電影団『延安と八路軍』」


人と学問

   秦玲子「柳田節子とその家族の台湾時代――ジェンダー・中国学・植民地経験――」