『中国――社会と文化』第34号(2019年)掲載論文題目
2018年度大会シンポジウム「新たなデジタル化時代の中国研究」
川島 真「企画の趣旨」
下田正弘「デジタル化時代の人文学と中国研究
――学術インフラの整備と国際学術ネットワークへの貢献に向けて――」
山口聡「デジタルアーカイブの連携拡張に向けた「ジャパンサーチ」構想」
木村麻衣子「漢籍デジタルアーカイブの相互運用性――書誌データを中心に――」
鶴間和幸「衛星画像データから復元した始皇帝陵の自然環境」
大野太幹「中国研究におけるアジ歴データベースの有用性」
石川晶「JSTの中国研究のための各種情報サービスについて」
論説
新田元規「黄宗羲『明夷待訪録』「原君」における君主政体の起源論」
西信康「矛盾と合理――『荀子』性悪説の解釈学的批判――」
水口拓寿「陰宅風水の「発見」と死者認識――司馬光・程頤・朱熹を中心とする考察――」
張瀛子「恵棟の『荀子微言』について――清代の荀子再評価と漢学の展開――」
袁一丹(山口早苗訳)「隠微的修辞
――北平占領時期文人学者の文学表現による策略(一九三七―一九四五)――」
陳少明(張瀛子訳)「訓詁に因って義理に通ず
――戴震、章太炎などを手がかりに清代漢学の哲学方法を論じる――」
潘世聖「弘文学院留学期の魯迅における日本受容
――新発見の『宏文学院講義録』を手掛かりに――」
小特集 「十八世紀の経学――東アジア三国の様相を比較する――」
小島毅「企画の趣旨」
種村和史「詩篇のわからなさに向き合って
――戴震との比較から見た翁方綱詩經學の特徵――」
姜智恩「日・韓儒学史における「普遍」と「特殊」
――拝読:高山大毅著『近世日本の「礼学」と「修辞」』――」
高山大毅「応答として――「東アジア儒学史」と「断章取義」をめぐって――」