『中国――社会と文化』第33号(2018年)掲載論文題目
2017年度大会シンポジウム「中国近世の出版と社会」
陳捷「企画の趣旨」
甲斐雄一「南宋の詩文と出版――作者・読者・注釈をめぐって――」
上原究一「明末における「章回」小説の定着と商業出版」
金文京「コメント」
永冨青地「江戸期における『聖蹟図』の出版について」
有木大輔「江戸期における唐詩集の重版・類版――『元禄太平記』の記述より――」
鈴木俊幸「コメント」
論説
李済滄「六朝貴族研究における郷品と家格――学説史的検討を中心に――」
後藤康夫「中国因明における“pakşa”〈宗〉の“viśişta”〈差別〉について」
王雯璐「漢訳教理問答『天主聖教啓蒙』の研究――明末天主教布教実態の一様相――」
廖娟「江戸日本における「古易」問題―宋元中国と比較して――」
櫻井想「近代天津における鬼市の変遷と都市管理」
劉志偉・姜娜「“華南研究”:歴史人類学の願望」
書評
中村みどり「大橋毅彦『昭和文学の上海体験』」